こんばんは。40歳からのBMW日記です。今日もよろしくお願いします。
今日は、以前撮った写真を見ながら、試乗記風に書いてみたいと思います。
パパ=筆者ということで書いていきますw
今日のモデルはBMW320iエックスドライブMスポーツ!
この車両はAWD仕様。雨や雪の路面状況はもちろん、ドライの路面でもAWDの真価を発揮します。
基本的にFRベースのAWDなので、ステアリングのフィールはいたって自然。
AWDを運転しているというより、FRの車を操っている感じは、さすがBMW。
車両の造りこみに、こだわりがあることがわかる。
ステアリングの感触
ステアリングのフィールはいたって自然に感じるのは前述した通り。
何度か320iのFRモデルを代車として試乗している筆者としては、FRはFRの回頭性の良さがあるとしても、320iエックスドライブMスポーツのAWDのステアリングフィールに関してもAWDを意識させないほどの回頭性の良さを感じる。
言い換えれば、前輪にトルクがかかったとしても、いかにも4輪駆動であるかのような重くてにぶい感じのステアリングフィールではないと思う。
厳密にいえば、自然なステアリングフィールであるとはいえ、前輪へのトルク配分を多少感じるドライバーもいることだろう。
筆者としては、FRかAWDかを選択する場合、ステアリングフィールよりもドライバーの使う場面を重視して決めてもいいのではないかと感じる。
たとえば、パパのように雪国の豪雪地帯で乗る場合が多いドライバーなどだ。
ステアリングを手のひらで感じることについても触れておきたい。
BMW320iエックスドライブMスポーツに関しては、路面状況をステアリングを通じて手のひらで感じることができる。
前輪がわだちを越えたときや路面に凹凸がある場合、ステアリングからその路面状況が伝わってくるのだ。
まるで、手のひらで路面をなでるような感じだ。
筆者は、この路面状況が伝わってくることを重視している。
ステアリングから路面状況が伝わってこない車両は、筆者にとって苦手な部類だ。
操っている感じがしないうえに、路面状況がわからないと不安でもある。
そうなったのは、筆者が若いころに乗ったR32スカイラインGTS-tタイプMからだ。
このスカイラインを乗ってから、手のひらで路面状況がわかることの安心感を知ったのである。
筆者としては、運転技術はたいした腕ではないことを自負しているが、ステアリングフィールについては思い入れがある。
次にステアリングフィールで触れておきたいのは、BMW320iエックスドライブMスポーツは、まさにオンザレールでコーナーを曲がってくれることだ。
ステアリングの切り角に従い忠実に曲がってくれる。
アンダーステアとはまるで無縁のようだ。(実際には無縁ではないので無理な運転は禁物です。)
ステアリングを切れば切るほど曲がる。
接地感が安定している。
ただし、加重移動がしっかりなされていないと、フロントの接地感は薄れるので注意してもらいたい。
加速しながらのコーナーなどでは、特に注意が必要だ。
アクセルを踏み、荷重が後方にある場合には、接地感はとたんに薄れる。
アクセルを戻せば、タックインのようなコーナーの進入に戻すことができる場合は幸いだが、万が一アンダーステアに陥れば、重大事故につながりかねない。
また、ステアリングの仕様については、320iエックスドライブMスポーツは、しっかりと太いステアリングに好感が持てる。やわらかめの革もよく手に馴染む。
他のモデルでは、ややステアリングが細く、革が固く感じるユーザーもいるのではないだろうか?
XDRIVEがAWDの証。
エンジン音
エンジン音については、はっきりいって評判がよくない。
筆者の320iエックスドライブMスポーツのエンジン音は、アイドリング時、うるさい。
筆者がエンジン音の相談でディーラーに行ったとき、 メカの方が言っていたことを思い出した。
他のお客様で、ディーゼルのようにうるさいとおっしゃる方がいたとのこと。
もしかすると、新世代のディーゼルエンジンよりも、筆者の320iエックスドライブMスポーツのアイドリング音の方がうるさいかもしれない。
それは、先日ニューX3の20dを試乗したときに感じたことだ。
そのディーゼルエンジンは、アイドリング時のエンジン音はガソリンエンジンと言われても間違えてしまうほど静かだった。
しかも、回転を上げた状態のエンジン音もガソリンエンジンのようだ。
ここ3,4年で、だいぶ進化したものだと感じた。
ここで、筆者が感じた320iエックスドライブMスポーツのエンジンについて、好感を持てるところをあげてみよう。
まずは、パワー。
2リットルエンジンにターボがついているので、馬力に不満はない。
上を見ればきりはないが、パワーとしては必要な時に十分な加速を見せてくれる点で合格だと思う。
おなじ2リットルエンジンの328なら、さらに余裕があるだろう。
トルクにしても、街乗りで低速から十分な加速をしてくれる。
加速が足りないときは、アクセルを強めに踏めばたいてい解決するレベルだ。
高速道路に乗ったときでも、十分に流れに乗っていける。
少し加速をして追い越したい場合にも、アクセルの踏み加減で十分な加速を得ることができる。
筆者が乗る限り、加速が足りないと思うところは皆無である。
パワーが頭打ちで、流れに乗れないとか追い越せないといった経験もない。
2リットルのターボエンジンはパワーと燃費で、ちょうどいいと思う。
次に好感が持てるのは、高回転時のエンジン音だ。
事前に伝えると、低回転、アイドリング時のエンジン音は少しうるさい。
重低音が響いた心地いいうるささではなくて、ガラガラとしたうるささだ。
加えて筆者の320iエックスドライブMスポーツのエンジンは、風車が回っているようなカラカラ音も加わっている。
何度か、購入時の正規ディーラーに入庫して徹底的に調べてもらったが、何も不具合はないとのことであった。
アイドリング時のエンジン音はそのままだが、今もって筆者の320iエックスドライブMスポーツのエンジンは好調だ。
低回転時とうって変わって、高回転時になれば話は別。
アイドリング時から加速していけば、徐々に元気なエンジン音が響いてくる。
さらに、4000回転を越えたあたりからエンジン音が変わる。
レーシングマシンのような音に変化する。
キーンという、かん高い音だ。
この回転数をキープしていれば、レーシーな気分をずっと味わえる。
ただし、高速道路でなければ、日本の交通事情ではむずかしい場面が多いかもしれない。
高回転時まで回せるのは、ガソリンエンジンの面白みだ。
ディーゼルではそうはいかない。トルクもパワーもディーゼルに分がある。
でも、ガソリンエンジンには高回転まで引っ張りレーシーな気分を味わえるという感性にうったえかける何かがある。
そう、あと1000回転は回せるという余裕もあるのだ。
ディーゼルもいいが、ガソリンもいい。
好みはわかれるかもしれないが、ガソリンエンジンを高回転まで回して楽しむというのも「手」だ。
筆者の妻が後部座席から撮影した写真。
車両安定性
筆者はBMW320iエックスドライブMスポーツを持っているからそう書いているのかもしれないと思わるかもしれないが、あえて言わせてもらえば、高速での安定性は抜群だ。
さらに、コーナーリングもいい。
直進安定性と回頭性、相反するように思えるが、実際にどちらの仕上がりも良いと思う。
サーキット走行で可能な時速に関してだと筆者はわからない。
でも、高速道と一般道に関していえばいいと思う。
電子制御の部分も特筆すべき機能だ。
DSCという車両安定プログラムが常時車両を監視している。
そのプログラムの制御が、車両の姿勢を安定させるのに一役買っている。
このプログラムはオフにすることができる。
筆者も何度か試してみたことがあるが、車両全体が軽く感じる。
ステアリングを切りこんだ角度や、スピードがまさにダイレクトに伝わってくるのだ。
逆にそこからDSCをオンにすると、車両のうごきが穏やかになる。
もったりした感じというか、にぶくなるのだ。
言い換えれば、車両の監視が始まった安心感がある。
オフのときは、すべての動きが軽い分、運転次第ではどこに飛んでいくかわからない感じもするのだ。
DSCについては、よほどの事情がない限りオンにしておくことをおすすめする。
筆者の腕ではうまく伝えられないが、DSCのおかげで難なく乗り越えた危険があったかもしれない。
DSCが介入して車両を安定させたことを、ドライバーは知らずに走っているかもしれないのだ。
それだけ自然にDSCは機能していると思われる。
DSCはAWDの制御にも一役買っている。
筆者の車両で前輪にトルクが配分されていたであろうという場面でも、あきらかにトルクを配分したという実感は感じられない。
以前、高速道路を走行した後、前輪タイヤのパターンが、めくれている感じのときがあった。
筆者の予想を出ないが、加速時に前輪にトルク配分がなされたためではないかと考えている。
また、冬道でのDSCの介入では、あきらかに警告灯での表示が見られた。
積雪があり圧雪であった路面が、気温の上昇によりザクザクの状態になるときがある。
そういった路面に侵入した際には、エンジン出力を抑え、タイヤの空転を抑える介入になる。
筆者は雪国在住であるので、何度か経験している。
ザクザクの雪に車輪がハマるので、アクセルを踏むだけでは進まない。
空転しないように、なおかつ滑らずにタイヤからの駆動力を雪面に伝える運転になる。
このときばかりは、DSCが目に見える形で介入する。
警告灯が点滅していれば、介入している表示だ。
この介入ではアクセルを踏んでも出力が抑えられ、タイヤへの駆動力が制御される。
雪道の運転になれていないドライバーにとっては助かる機能だと思う。
この写真は、冬に備えてスタッドレスタイヤに履き替えた後の写真。
18インチのサマータイヤから、16インチのスタッドレスタイヤに履き替えた。
ちなみにどちらもRFT(ランフラットタイヤ)・スターマーク付きである。
スターマークはBMW純正のタイヤの意味。
こちらの2枚の写真は、サマータイヤの18インチ。
コンチネンタルスポーツコンタクト5。
昨年履き替えた新品のタイヤ。
先進の安全性能
筆者の車両には、アクティブクルーズコントロールはついていない。
しかし、標準装備で前方の車両や歩行者を監視する安全確認の機能(写真の左のスイッチ)と、レーンディパーチャーウォーニング(車線逸脱警告)(写真右のスイッチ)が装備されている。
筆者の場合、レーンディパーチャーウォーニングに助けられた経験がある。
また、前方の安全確認では2度ほど誤作動を起こしている。
何もないところで緊急ブレーキが作動したのだ。
正規ディーラーで点検してもらったところ異常はなし。
メカの方が言うには、機械なので仕方ないとのことであった。
筆者の子供は、幽霊が歩いていてセンサーが感知したのではないか?ということをずっと主張していた。
あながち間違いではないかもしれない。
人間には見えないが、機械では感じ取ることができたのかもしれないのだ。
スタイリング
3シリーズのスタイリングは、はじめこそ不評があったり、ヘッドライトがキドニーグリルまで伸びたスタイルが受け入れられなかったりした。
だが今や、このデザインは成功したと思える。
筆者は320iエックスドライブMスポーツのスタイリングが気に入っている。
他のモデルよりも多少高価ではあるが、エアロパーツや18インチホイールなどが標準装備になっている。
ステアリングも専用だ。
足回りに関しては、エックスドライブを除いてMスポーツサスペンションに変更される。
Mスポーツモデルであれば、アダプティブMサスペンションを選択することが可能。
筆者はこのアダプティブMサスペンションを選択したので、ドライビングパフォーマンススイッチで足回りの硬さを変更することができる。
乗り心地が変わるので、走行する状況で変更でき、とても便利だ。
3シリーズのまとめ
3シリーズは、ひとことで言えば「買い」の車であると思う。
車両を操りたい人の希望では、走りで十分満足できるはずである。
3シリーズは、いくつもの顔を使い分ける。
フォーマルな場面、走りの場面、ファミリーカーの場面、どの場面に乗っていってもサマになる。
最後に、3シリーズのバランスの良さにも触れておきたい。
エンジンは2リットルにターボがついている、エアロパーツ、18インチのタイヤセットも組み込まれている。
加速性能も申し分ない。
必要にして十分なパワーを持つ。
パワーに対して、足回りがしっかりしているので、曲がる停まるに安心感がある。
つまり、車両にとってはバランスよくすべてをこなしている感じがするのだ。
これは購入者から見ても魅力的だ。
魅力的な機能、大きさ、走行性能、どれをとってもバランスがいい。
ただ、迷うのは、デザインライン、エンジンの種類など、選択肢が多いことではないだろうか?
おわり
筆者からパパに戻ります。
やっぱり雑誌の記事を書いている人ってタイヘンかも。
パパは慣れない文面でけっこう疲れました。
だって、金曜日に書き始めて、終わったのは今日の23時45分。
金曜日にアップする予定だったのですが、無理でした。
また少しずつ書いていきますので、お付き合いください。
今日もお読みいただいてありがとうございました。